【第14話】「フォア打ちで体使わないとダメ?」にアンサーしたら真剣な話になってしまった【卓球場の日々】

このブログはYouTubeの『ITS三鷹卓球クラブチャンネル』に投稿した動画を文章で要約した内容で構成されています。

動画内で話した内容の詳細はぜひYouTubeでご覧ください!



【第14話】「フォア打ちで体使わないとダメ?」にアンサーしたら真剣な話になってしまった【卓球場の日々】


今回はとある悩み相談があったので、そのアンサーをお話ししたいと思います。

どういう悩みかと言うと、

フォア打ちをするときに『体を使いなさい』と言われたけど、上手くできなかった

という悩みです。
これってよく聞く悩みなんです。


そして『体を使いなさい』という指導が間違っているのかというと、もちろん間違っているということはありません。

ただ、僕個人の意見、アンサーは


入門、初級の段階ではそこまで考えなくて良い


です。

それはなぜか。

人間は基本的に、細かい動きをする際に指先や手首から先など体の先端の部分を使いますよね。


では卓球の入門者がボールを打つ際にどういう状況かというと

「ボールの軌道がわからない」
「回転がわからない」

という状況です。

そういう状況では体の先端の部分、指先や手首から先などしか使うことができません。そこにしか意識がいかないのです。

ですから体を使えないのは当たり前のことです。


卓球に少しずつ慣れていくと、徐々にボールの軌道が読めたり回転がわかるようになります。
そうすると、ボールを押して打ったり、ラケットを斜め上に上げて回転をかけて打つこともできるようになっていきます。
少しずつ体全体を使えるようになるわけです。


少しずつ段階を踏まえることで、将来的には腕を振らずにラケットを動かす感覚を掴んでいきます。

これを最初からやろうとするには、難易度が高すぎると思うんです。


あえて最初から高いハードルを設定してそれを乗り越えるという哲学の元でチャレンジする分には良いと思います。

しかしそうではなく、

みんなが楽しく卓球をする
誰もができる方法からスタートし徐々に技を極めていく

という順番で卓球を進めていく方が良いと僕自身は考えています。


ですからアンサーは

入門、初級の段階では体を使わなくてもOK

なのです。


織部隆宏コーチ紹介ページ

(文:ITS三鷹卓球クラブコーチ 菅家雅治)

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