【第29話】自転車で横切った少年に心打たれた話をしてたら指導における線引きについて語っていた動画【卓球場の日々】
このブログはYouTubeの『ITS三鷹卓球クラブチャンネル』に投稿した動画を文章で要約した内容で構成されています。動画内で話した内容の詳細はぜひYouTubeでご覧ください!
【第29話】自転車で横切った少年に心打たれた話をしてたら指導における線引きについて語っていた動画【卓球場の日々】
今回は道を歩いていたときに感心した話をしたいと思います。
家族3人で外を歩いているときのことでした。
小学2年生か3年生くらいの3人組が自転車で僕たちの前を横切ったのです。
そのとき、3人のうちの1人が
「ありがとうございます」
と僕たちに声をかけて通り過ぎていきました。
キャッキャ言いながら、僕たちには何も言わずに通り過ぎていくのが普通だと思います。
あまりに自然にかけられた言葉に、とても感心しました。
そして、どうしたらこんな子どもに育つのだろうとさえ思いました。
ご両親が厳しく教育しているのかなとも思いましたが、そうでもなさそう。
というのは、もしそうだとしたら、ご両親がいないところではサボるのではないかと思うのです。
お父さんやお母さん、周りの方が日々そういう行動、子どもの見本になる行動をしているのかなと思いました。
そして自分もそういった行動が取れるようになりたいと思ったのです。
また、指導における線引きについても考えました。
例えば、水墨画の筆を和紙におろすと、墨がジワーッとにじんで広がりますよね。
その時のにじみというのは、ある程度はコントロールできるものですが、細部まではそうではなく、自然と広がっていくものです。
指導というものも、そうあるべきだと考えました。
子どもたちに対して、
「こうすべきだ」
と自分でハッキリとした線を引くのではなく、墨のような薄い線をうっすらと引くのみにとどめる。そしてジワーッとにじんだ部分は本人に決めてもらう。そうあるべきではないかと考えました。
「ありがとうございます」
そう声をかけてくれた小学生たちをみて、そんなことを考えたのでした。