【卓球場の日々】「基本ができないんです」ってゆう悩みへのアンサー【第2話】

このブログはYouTubeの『ITS三鷹卓球クラブチャンネル』に投稿した動画を文章で要約した内容で構成されています。

動画内で話した内容の詳細はぜひYouTubeでご覧ください!



【卓球場の日々】「基本ができないんです」ってゆう悩みへのアンサー【第2話】



お客さんからよく言われることがあります。

それは

私は基本的なことが出来ないんです

という言葉。

でもそれはそれほど気にしなくていいと思っています。
それはなぜか?

基本的なことは際限がないですし、基本とされるべきことはその段階において変わるからです。

トップ選手でも基本は完成しませんし、レベルが高くなればなるほど基本に対する目は厳しくなります。

例えばラケットの角度について、

『多くの人は1cmの誤差を許容する』
それに対して
『レベルが高い人はミリ単位の誤差を許容しない』

といったことが例としてあげられます。

1cmやミリ単位はあくまで1つの例ですが、要はアスリートはミリ単位の世界を極めようとしているわけです。

基本には無限の世界があります。
誰ひとりとして、基本を極めることは出来ないと言っても過言ではないと思うのです。

ですから、基本が出来ないことは落ち込むような話ではありません

そこで考え方を変えましょう。

『基本的な項目を自分は今どれくらいのレベルで出来るのだろう』
『基本的な項目をどれくらいのレベルで出来るようになろうかな』

そう考えてほしいのです。


もう1つ、とても大事だと考えていることをお伝えします。

『当たり前に出来ることのレベルがその人のレベルを決める』

ということです。
これは卓球だけに限りませんよね。

例えば、

「ありがとう」
「ごめんなさい」

これらを当たり前のように言えるかどうか。
自分は情けないことにちょっと自信がありません。

でもそれは落ち込むようなことではありませんよね。
「次はちゃんと相手に伝えよう」
その程度で良いわけです。

卓球の基本についても同じです。
「次はもう少し上手くできるように試してみよう」
その程度で良いのです。

今のレベルに落ち込むのではなく、今のレベルよりもう一歩先にいけたら、それを大いに喜ぶようにしましょう!



織部隆宏コーチ紹介ページ


(文:ITS三鷹卓球クラブコーチ 菅家雅治)

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