「卓球アンソロジー 続 田辺武夫(著)」ラポーム 2025年2月号 -東京の卓球スクール-

卓球アンソロジー 続 田辺武夫(著)


著者紹介
1951年神奈川県生まれ
早稲田大学卓球部主将 第一文学部卒業
神奈川県立高等学校教諭 2015年退職
 現在 川崎卓球協会理事
1954年5月30日号「週刊サンケイ」に荻村伊智朗さんがロンドンでの優勝直後にパリに立ち寄りエッフェル塔を背にして歩いている(誌面では“闊歩する荻村君”と書かれている)写真が載っていて、解説文の最後に「一日も早く一人前のシナリオライターになって母親を安心させたいというのが目下の希望だそうである。伊東市生まれ、21歳」という記事を見つけました。
荻村さんは、その後10年以上にわたり世界チャンピオンとして卓球選手を続け、生涯にわたり卓球に関わる活動をするとは、その当時は思っておられなかったのかもしれないなと思いました。

今年の1月中頃に、「卓球アンソロジー」(2016年)の著者の田辺武夫さんが「卓球アンソロジー 続」
を送ってきてくださり、さっそく読んでみました。
20世紀の初めのころに夏目漱石がピンポンと出会った頃から現在までの、120年間に及ぶ世界中の様々な人々の卓球(ピンポン)シーンが紹介されています。
また文藝春秋社を創立し、芥川賞、直木賞を創設した文豪菊池寛の卓球の腕前はかなりのものだったらしいことがこの本に書かれています。
「ピンポンは非常に心理的な運動である。というのは、寸秒を争うような動作の間に、常に的確な判断-視神経と運動神経-を必要とするから、あがったり、一寸でも心の動揺なぞがあると、覿面(てきめん)に影響して失策するものだ〈略〉
最もデリケートな近代人の競技である。」菊池寛の卓球観は本格的です。
卓球を愛した人々が、一瞬一瞬を真剣に生きる様と、その時々にはどのような気持ちで乗り越えてきたかを知ることは大切なことだと思いました。
かつて卓球選手だった著者の田辺武夫氏の卓球愛と卓球人愛にあふれた心温まるアンソロジー満載の本を多くの方に読んでいただきたいと思いご紹介させていただきました。
いつの時代にあっても、世界のどこであっても、楽しむためにも、勝とうと努力するにしても、平和でその上相手がいるからこそできるスポーツ卓球ですよ、と描かれているように私は感じました。
 ITS三鷹 代表 織部幸治



サービスタイムの変更点について

2025年1月からサービスタイムが以下の通り変更となります。
① 名称について
サービスタイムからプラチナタイムへ変更となります。
② ドリンクサービスについて
廃止となります。
③ スケジュールについて
現在のスケジュールに加え、月曜日と火曜日も2台で実施する運びとなりました。

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プラチナタイム

月曜日・・・20:00~22:00(2台使用)
火曜日・・・20:00~22:00(2台使用)
金曜日・・・18:30~22:30
土曜日・・・18:30~22:00
日曜日・・・14:30~17:00
参加費は1,100円(税込)です。
定員は設けておりませんので、ご予約は不要です。


今月の休館日

なし(20日は祝日ですが通常営業です)

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