ラポーム 2018年3月号

スポーツマンシップ

2018年冬季オリンピック平昌大会において日本は過去最高の成績をおさめ、日本中が大いに沸きました。あらためてスポーツの持つ力の大きさを感じます。

日本のアスリートたちは、その見事な成績だけでなく、スポーツマンシップの素晴らしさも世界に発信してくれました。
スピードスケート500mに優勝した小平奈緒選手とオリンピック3連覇という偉業を地元韓国で達成をしようとする2位になった韓国の英雄、李相花選手のレース直後のやり取りは、何回も放映され、そのたびに泣かされました。

李相花選手の素晴らしい人柄も、小平奈緒選手のおかげで知ることが出来ました。

「金メダルは誇りに思うけれど、生き方が大切」という小平選手の言葉にはスポーツのすばらしさが凝縮していると感じました。

スキージャンプの高梨沙羅選手、葛西紀明選手のどんな時もけっして落胆を見せない強さにも、感銘を受けています。

高いレベルの選手たち(ライバル)がいるからこそ、自分の限界を伸ばすことが出来るという事を選手は決して忘れてはいけないと思います。

スポーツマンシップとは、小平奈緒選手がレース直後に李相花選手に言った言葉「リスペクトしている」という事だと思います。

ITS三鷹の選手たちには、仲間をリスペクトし、対戦相手をリスペクトし、自分をリスペクトし、自分の競技をリスペクトし、応援してくれる人々をリスペクト出来る知的な選手になってもらいたいと思います。これは努力すればすべての選手が出来ることです。

その上で高い競技力を持つことが出来れば、こんなに素晴らしいことはありません。

がんばれ!ピンポンガールズ 平野美宇と伊藤美誠

「ピンポンさん」の著者、城島充さんが「にいちゃんのランドセル」「レジェンド」「義足でかがやく」「車いすはともだち」に続き、この度「平野美宇と伊藤美誠がんばれ!ピンポンガールズ」(講談社の児童書・世の中への扉シリーズ)を上梓されました。

今、平野美宇と伊藤美誠は日本だけでなく世界的に注目を集める同年齢のヤングアスリートです。
この本には二人の生い立ちから現在までの親子の努力の様子が「ともだちだけどライバル」というテーマで描かれています。
児童書ですが、大人(親)が読んでも考えさせられる本だと思います。

ITS三鷹 代表 織部幸治

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