ラポーム 2016年6月

5月中旬、荻村伊智朗さんのご友人で1960年代のスウェーデンの代表選手(1961年世界北京大会、1963年世界プラハ大会に出場)でスポーツジャーナリストのChristian Heyerdahl氏(ピレさん)がITSに見えて、メンバーとの交流を楽しまれました。

ピレさんは、1957年の世界選手権ストックホルム大会から現在までのすべての世界選手権を現地で見てきた筋金入りの卓球人です。

1959年に荻村さんはコーチとしてスウェーデンに招聘され、6カ月にわたりスウェーデン各地でジュニアを中心に指導されました。

その中から後に世界チャンピオン(ハンス・アルセア、シェル・ヨハンソン)が生まれて以降、スウェーデン卓球は急成長しました。ピレさんはその時指導を受けたジュニア選手の一人です。

私は「スウェーデン選手たちはOgiから何を学んだのですか」という質問をしてみました。

しばらく考えた後ピレさんは、両手をそれぞれ耳の横に置き、そこから『前へならえ』のように腕をまっすぐに伸ばしました。
ピレさんが言葉を使わずに私の質問に動作で答えたのは、真剣に取り組むとはどういうことかをOgiは我々にその行動で教えてくれた。ということだったのでしょう。

荻村さんは常々、指導の優先順位は一に心、二に体、三に技である。そしてそれは日本人も外国人も同じと言っておられました。

スウェーデンがその後も世界のトップを維持できたのもそのことを大切にしたからでしょう。
2018年には、スウェーデンのHALMSTADで世界選手権が開かれるのでぜひ来てください。とのことでした。
ITSの姉妹クラブFBTKのあるFalkenbergの隣町(30Km)です。ツアーの企画を考えています。

5月22日に全日本クラブ選手権大会東京予選会があり、ITSチームは見事予選を通過しました。
本大会は7月15日(金)~18日(月・祝)にエディオンアリーナ大阪で行われます。乞うご期待。

オーストラリアからTownsend兄妹(Wade,Danni-el)が5月18日からITSに練習に来ています。
Danni-elは10月に上海で行われる世界カデット選手権にオーストラリア代表で参加します。ITSで3週間のトレーニングです。

ITS三鷹 代表 織部幸治

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