ラポーム 2018年12月号
上海卓球協会が主催する日中平和友好条約締結40周年記念民間卓球交流会が11月16日~18日に上海で行われ、日本の訪問団の一員として参加させていただきました。
11月17日午前に上海樹徳小学校を訪問。小学生たちの吹奏楽の演奏で迎えられ、卓球交流ラリーを楽しみました。お土産として生徒の書いた見事な書までいただきました。
吹奏楽で迎えてくれました。
訪問団を代表して木村興治さんが挨拶。
午後には国際卓球連盟卓球博物館を見学。その広さと内容の充実ぶりに驚かされました。
見学後、博物館内のホールにて卓球交流会が行われ、徐寅生さんと松崎キミ代さんにより始球式が行われました。その後上海代表団対日本訪問団の試合が行われ、私も2試合、苦しくも楽しい試合をさせていただきました。
その夜には、黄浦江クルーズをディナー付きで満喫、翌日も豫園での会食と大変な歓待を受けました。鄭敏之さん、曹燕華さん、王励勤さんなど往年の名選手たちも歓迎会に参加し花を添えてくれました。
1984年から2年間卓球の指導を受けた楊瑞華先生も会いに来てくださいました。新聞社、テレビ局も3日間を通して取材をしていました。
中国では卓球は国技であり、このように日中の友好関係をさらに深める役割を卓球は担っているのだと人々にしっかり伝えるところにも、世界でその強さを維持している理由が
あるのかもしれないと思いました。
日中平和友好条約締結は40周年ですが、日本と中国の卓球交流は70年間にならんとしています。60年代後半に文化大革命で一時中断しましたが、荻村伊智朗さんの働きかけなどで、いち早く日中卓球交流を再開しました。
目には見えませんが日中卓球交流が果たしている平和への貢献は、大きなものがあると感じます。日中両国の先輩たちが、丁寧に努力をしてこられたことに頭が下がります。
日本と中国の卓球における繋がりは世界の財産であり、今後もしっかり続けていかなければならないものだと考えています。
ITS三鷹 代表 織部幸治
平成30年度東京都高等学校新人卓球大会において、東海大菅生高等学校に所属しチャンピオンチームでも練習を続けている笠井智衆選手が、シングルス・ダブルス・団体の全てに優勝して三冠王となりました。
また、来年1月14日(月)から20日(日)まで大阪市中央体育館で行われる全日本卓球選手権(ジュニアの部)にも出場することが決定しております。
持てる力を発揮し、上位に食い込んでくれることを願っております。
織部隆宏