ラポーム 2019年1月号

謹賀新年

新春を迎え皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

昨年の暮、ITTFワールドツアーグランドファイナルで張本智和選手が見事史上最年少優勝を果たしました。
また伊藤美誠選手はスウェーデンオープンで4人の中国トップ選手たちに勝ち優勝、そして2018世界選手権団体戦MVPを獲得するなど10代の卓球選手の活躍は大きなニュースとなりました。


卓球以外でも、色々な分野で10代の人達が頑張っているなあと感じます。

あるITS三鷹メンバーの方は「しっかりとした教育がなされているのでしょう」と言われました。
確かに活躍している人たちのコメントは実にしっかりしていて、10代ですでに自分の生き方や哲学を確立していることが感じられます。頼もしいことだと思います。


「選手育成の要は心。技術だけを教えようとするのは一流のコーチとは言えない」


荻村伊智朗さんは常々おっしゃっていました。
朝起きてから、寝るまでの間のすべてを卓球に結び付けた修行と位置づけ自身の行動を厳しく律することが出来るような人は天才です。
チャンピオンというのはその天才たちの中から生まれるのでしょう。

「努力の天才」という言い方をよく聞きますが、私は努力を一点に集中出来る人は、そのパーフォーマンスの高さとは関係なく、すでに“天才”と言えるのではないかと思っています。

「天才はごろごろしているぞ、天才中の天才になるんだぞ」

高校生荻村伊智朗が日記に刻み付けた言葉です。(「ピンポンさん」(城島充)P24)

ITS三鷹には天才がごろごろいると信じています。今年もその人達を応援する場でありたいと思っています。


本年もよろしくお願い申し上げます。

平成31年 元旦
ITS三鷹 代表 織部幸治

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