ラポーム 2018年8月号

「憧れの卓球選手」松崎キミ代

「1954年、英ウェンブリーでの世界選手権。
女子団体で優勝した江口冨士枝さんは今も憧れの人だ。59年の独ドルトムントでの世界卓球選手権で同じ日本代表チームの一員となり、雲の上の存在だった方が、お姉さんのような存在になった。
ところがドルトムントに着くや私は高熱で倒れた。
江口さんは自分の試合もあるのに「大丈夫、頑張りや」と夜通し看病してくれた。
快復した私は約10日後の女子シングルス決勝で何と江口さんと対戦することに。
勝った私は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「試合後に何を気にしているの」と笑ってくれて少しは気も楽になった。
驚異的なフットワークで知られ、世界ランキング1位まで上りつめた江口さんは大会後に現役を引退。
その後も世界ベテラン卓球選手権に選手として出場し、80歳を過ぎても地元大阪で週一回は卓球を指導するなど、そのエネルギーにいつも敬服する。」


各界の著名人が登場し、親交の深い友人や恩人を紹介する日経新聞朝刊のコラム「交遊抄」7月20(金)に往年の名選手で現在は日本卓球協会顧問の松崎キミ代さんが「憧れの卓球選手」と題して江口冨士枝さん(ITSメンバー)との交流を語られた上の記事が掲載されました。

ご覧になったITSメンバーも多いことと思いますが、素晴らしいチームスピリットとスポーツマンシップを、すべてのメンバーにもお伝えしたいと思いました。

ITS三鷹 代表 織部幸治

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