ラポーム 2022年5月 平和・自由そして出会い
平和・自由そして出会い
1954年(昭和29年)4月世界選手権ロンドン大会において荻村伊智朗さんは男子団体と男子シングルスに優勝されました。写真はその直後に撮影されたもので、横須賀での高校関東大会の宿舎に荻村伊智朗、富田芳雄両選手が訪れてくれた時の記念写真だそうです。
つい先日ITS三鷹メンバーのHさんに見せていただきました。
写真の“強豪”雙葉高校卓球部員の中には、現在ITS三鷹のメンバーであるHさん(お二人)とKさんが写っていらっしゃいます。当時高校3年生だったそうです。
ITS三鷹の前身である国際卓球会館(1958年~)がまだ建設される前のことです。
荻村さんの卓球場経営物語は、この4年後に始まったわけです。その30年後、1988年のITS三鷹創設から34年間を経て現在に至っています。
Tさんはじめ双友会の皆さんが、荻村さんとの初めての出会いを大切な思い出として覚えておられること、その後68年の時を経た今でも、大変お元気でITS三鷹メンバーとして、お仲間と卓球を楽しんでいらっしゃることに、出会いのすばらしさを感じます。
「皆さん本当にかわいらしいお嬢さんですね」と私。「そうなのよ」きっぱりとKさん。
「ところで織部さんは何年生まれ?」とTさんから聞かれ「1954年です。ちょうどこの写真のころに生まれました」と答えると「若いわねー」と言われ、にわかに元気が出ました。
スポーツを含め文化がいかに大切かということも改めて強く感じた幸せなひとときでした。
つくづく平和と自由があればこそ、と思わずにいられません。
ITS三鷹 代表 織部幸治