ラポーム 2024年1月号 -東京の卓球スクール-

謹賀新年

旧年中にはITS三鷹メンバー並びに関係者の皆さまより多大なるご厚誼を賜り、誠にありがとうございます。

日本と世界の卓球文化の発展に大きな貢献をされた木村興治さんが昨年10月にその功績により文化功労者として日本政府より表彰されました。

木村興治さんは卓球選手として1960年代に世界選手権大会で4大会連続の金メダルを獲得するなど活躍され、驚異的なフットワークと多彩で強力なフォアハンドロングだけでなく、そのフェアなプレーで日本はもちろんのこと世界中の卓球競技者に大きな影響を与えたスーパーアスリートでした。

現役引退後は日本ナショナルチームのコーチなど指導者として日本の卓球を支える存在でした。
その後は日本卓球協会副会長、国際卓球連盟副会長を歴任され、我々が愛する卓球というスポーツにとってかけがえのないミスタースポーツマンです。

心よりお祝いを申し上げたいと思います。


12月には第4回ITS卓球フォーラム「生涯健康脳」講演会(瀧靖之氏 東北大学教授)が行われました。「脳の健康には体を動かすことが大切で、スポーツはとにかくNO.1。特に卓球は判断を伴う連続的な動作に加えゲーム性が高く、相手とのコミュニケーションも豊か。技の巧緻性が求められ、好奇心を刺激する。しかも手軽にできる。脳の健康維持には理想的なスポーツです。この機会に私も脳のリフレッシュのために研究室に卓球台をおいて、学生や研究員たちとちょっとした空き時間を利用して卓球をしてみようと考えています。」と瀧先生がお話しされたことは大変うれしいことでした。

講演会参加者からは多くの共感や感謝の声が寄せられました。

会員のSさんからは「素晴らしい講演でした。私が聞くだけではもったいないので、家族全員に私が記録した内容を伝えました。卓球クラブであるITSがこのような活動でも社会に貢献することは素晴らしいことだと50代の娘が申しておりました。」と言っていただきました。本年の第5回卓球フォーラムへの私のモチベーションも急上昇しています。

お蔭様で当クラブは新たなイベントや素晴らしいメンバーがさらに増し「荻村さんの夢」=「卓球による自由で平和な時間と空間の創出運動」の道を着実に進んでおります。

皆様にとって平和で平穏な一年でありますようお祈り申し上げます。
ITS三鷹 代表 織部幸治

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