「チャレンジする若人たちを応援する 」ラポーム 2024年7月号 -東京の卓球スクール-

チャレンジする若人たちを応援する

ワクワクと心躍らせながら、今や本当に多くの外国人が日本の各地を訪れています。
6月末にデンマーク、アイスランド、オーストラリアなどから外国の選手たちがITSに来て練習をしました。

デンマークの竹内ノア君は20歳。お母さんが日本人、お父さんはデンマーク人。現在はギャップイヤーを過ごしています。

ギャップイヤーというのは、高校を卒業した後に大学など次に進学する前にアルバイトやボランティア活動など社会経験を数年行い、その中で自分の進路について考える時間です。

アルバイトでお金をためて、外国に旅行する人も多いようです。

何年と決まっているわけではなく、多くのデンマークや同様の制度を持つスウェーデンの若者がこの制度を活用しているそうです。
いったん学校の勉強から解放され、これからの自分の人生のことや幸せについて自分に問いかける大切な時間なんだなと感じます。

ノア君の今の夢は、プロの卓球選手として、ドイツやフランス、ポーランドなどのリーグに出られるようになること。
そのために現在ギャップイヤーを活用してデンマークリーグ、スウェーデンリーグ、アイスランドリーグに同時に参戦しています。
今回は日本に来て、いろいろなチームで練習に参加させてもらい実力アップを図っています。

ノア君はその他に小学校での非常勤の先生や卓球コーチも行うとのことです。

ノア君のアイスランドでのチームメイトのマグヌス君は2019年に世界選手権ブタペスト大会にアイスランド代表で出場した選手です。
現在は大学で癌治療の研究をしているそうです。
彼のコーチは荻村伊智朗ファンでOGI(「ピンポンさん」城島充著の英訳)を愛読しているそうです。
そのコーチに送ると言ってITSの写真を撮りまくっていました。

日本だけでなく世界の若者たちの夢を応援することが「青卓会」時代から荻村伊智朗さんの一貫した生き方でした。
またそれはITSの重要な存在意義でもあり続けます。
ITS三鷹 代表 織部幸治

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